赤い丘

日々の雑記。歯科医師。文学。哲学。酒。

電子機器

仕事の都合上、パソコンを使用しなくてはならないことが多いし、それ以外でも、スマホを眺める機会がたくさんあることが原因なのか、眼精疲労からくる頭痛がひどい。もう少し、セーブしなければいけない。

目を酷使することといえば、読書がある。だが、読書量は昔から変わらず多いので、眼精疲労疲労の原因は、電子機器の画面を長時間眺めることに起因していることは疑いようがないことだ。現代の日本社会で暮らしていくには、パソコンやスマホは必須ツールといってよいだろう。これらなくして、社会生活を営もうとするのならば、相当な困難を強いられるだろうことは容易に想像がつく。もはや後戻りはできない。これら電子機器による弱視は、以前より危惧されてきていることであるが、今後より一層、便利な生活を享受するために、これらの機械が我々の生活に深く関わってくるようであれば、数十年後など、長期的に目にどのような影響が及ぶのだろうか想像しただけで、恐ろしくなってくる。

このことも、便利を享受すれば、それだけ身体機能は低下してくるというあたりまえな原則に基づいていると考えられる。自然を志向するという考え方がさまざまな分野で出てきているが、社会は止まることはない。不可逆的に進行していくのみである。もはや、生き物としての人類の終末も近いのかもわからない。だから、どうしろというわけでもない。現代が特に新しいわけではない。所詮、生きて死ぬというあたりまえをわれわれは繰り返しているに過ぎないのだから。